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自分のためにおいしいものを作る

バスクチーズケーキを焼いた。バスクチーズケーキというのは、スペインのバスク地方が発祥のチーズケーキだ。通常のベイクドチーズケーキに比べて高温で焼き上げることで、ほろ苦く香ばしい味わいになる。本場では、お酒のおつまみとして親しまれているらしい。

2024年8月まで東京に住んでいた。東京はキライだったけど、オタクな自分にとっては色んなイベントやコラボカフェ、ポップアップショップがよりどりみどりなのでうれしい忙しさがあった。名古屋に帰ってきてからは、Twitterで告知されるゲームやアニメのイベントがことごとく開催されないので、泣きながら指をくわえて見ていることしかできない。


ということで、イベントに行く時間が要らなくなったわたしは時間を持て余して「料理でもするか」と思い立ったのだった。料理といってもごはんを作る料理とお菓子を作る料理があるが、今回はお菓子づくりだ。

わたしは炭水化物が好きだ。ごはんやパン、パスタ、洋菓子、和菓子…。すべてのカロリーを炭水化物で摂りたいくらい好きだ。健康のためにそんなことは出来ないけれど、健康と人生の楽しみを比較衡量してある程度は好きなものを食べたい。

そんなわたしが今回作ろうと選んだのはバスクチーズケーキ。チーズケーキ好きなわたしは、ベイクドチーズケーキもレアチーズケーキもチーズタルトも大好きだけど、今回は流行り(?)のバスクチーズケーキに挑戦した。

クリームチーズにお砂糖、卵、薄力粉を入れて混ぜていく…。ケーキづくりをすると(と言っても、人生でお菓子作りをしたのなんて片手で数えるほどだが)、使われているお砂糖の量の多さにびっくりする。こりゃばくばく食べたら太るわけだねぇ~、でも分かってても食べちゃうよねぇ~と思いながら混ぜていく。

材料が混ざったらあとは焼くだけ。リビングになんともいい匂いが充満する。そういえば、パティスリーやブーランジェリーの前を通るとほんとうにいい匂いがする。食べ物やさんの食べ物の匂いって最高。お散歩しているともれてくる人のおうちのごはんの匂いも最高。「今日はここのおうちはお魚か」、「今日はカレーの日なんだ、いいな~」とかね。

どうでもいい幸せに浸っていると焼けたので、粗熱を取って冷蔵庫で冷やしていただく。レシピだとお砂糖60gのところをお砂糖50gに減らして作ったので口の中に優しい甘さが広がる。自分で料理をするメリットはこれだよね。塩分も糖分も自分好みに調整できるのがうれしい。とかいって普段は全然料理しないんですが。


自分の身体も生活も、自分が食べるもので出来ている。だから、なるべく健康的な食生活を送りたいし、でも好きなものを食べることもあきらめたくない。どっちも大切にしていこう。チーズケーキおいしかった。また作りたい。今度はどんなチーズケーキをつくろうかな。

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プロフィール

びすこ

びすこ

2023年から本格的にWebデザインを勉強して、Web業界へ転職しました。好きなことを気ままにつぶやきます。 わがままで努力家でよく笑う、高潔な女になりたい(まんま学マスの花海咲季です)